不用意に養老保険に入ると損をする?
養老保険は、返戻率も高く、かつ、保険料の半分が損金になるので多くの会社が加入しています。
ただ、不用意に加入すると損をしてしまいます。
解約返戻金は、従業員一人ごとに計算します。
解約返戻金は、入社年数に応じて徐々に高くなっていきます。
ですので、社員の平均的な勤続年数が短いと解約返戻金が少ないので、損をします。
ペイする期間だけ社員に在籍してもらう必要があります。
返戻率が立ち上がる期間が、平均勤続年数以下である商品を選ばないと損をします。
養老保険は、入社後、一定年数を経過した従業員だけを保険の対象にすることができます。
この場合は、この一定年数も考慮して、平均勤続年数と比較しなければなりません。
「保険に入るまでの入社後の年数+解約返戻金が高くなるまでの期間」が、平均勤続年数よりも短いと、養老保険はペイしないのです。
例えば入社後4年経過後の社員を対象として養老保険に加入したとしましょう。
返戻率が十分に高くなるまでの期間が4年であるとすれば、平均勤続年数は8年以上でないと損をしてしまうのです。
返戻率の設定は、保険会社によって異なるので、複数の保険会社の商品を比べて、自社にあった商品を選んでください。
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