クレド経営とは  ★★

クレドとは

クレドとは、もともとは、「信条」を意味するラテン語です。

企業の使命を従業員が携帯できるようにカード形式にしたものをクレドといいます。

有名なのが、リッツカールトンの事例です。

クレドを導入することにより、サービスの質が向上し、業績を大きく伸ばすことに成功しました。

 

リッツカールトンのクレドを一部、抜粋しましょう。

『リッツカールトンでお客さまが経験されるもの、それは、お客様が言葉にされない願望やニーズを先取りしておこたえするサービスの心です。』

 

なぜ、必要なのか

多くの方は、次のような疑問を持たれるでしょう。

きれいごとをならべた経営理念はいくらでも見てきた。

自分が勤めていた会社でもそれらしい経営理念を掲げていた。

しかし、高価な額縁に飾られた偽りの言葉にすぎず、社長も含めてだれもそれを真剣に信じていなかった。

こんな綺麗ごとをならべた経営理念だけで本当に会社はよくなるのか。

 

もっともな疑念です。

 

ただ、経営理念が無意味と考えている経営者は、逆に人間観察が浅いといえましょう。

人は、とてつもなく、わがままな生き物です。

人は、労働の対価としてお金をもとめますが、その欲は、それだけにとどまりません。

お金以上のものを求めます。

それは、働きがいです。

存在意義といってもよいかもしれません。

この願望を無視すると、人は、生き生きとは働きません。

渋々としか働いてくれません。

ちょっと条件のよさそうな職場をよそにみつけると、あっさりと辞めてしまいます。

また、採用のときには、会社のことは外部からはよくわかりません。

理念や使命を声高に叫んでいる会社とそうではない会社をくらべれば、後者は、どうしても魅力が劣ってしまいます。

 

導入プロセス

クレドは、成功すれば威力を発揮しますが、導入の仕方を間違えると単なる徒労に終わります。

まず、第一の成功条件は、経営者が、人がお金以上を求める生き物であるということを理解し、自ら率先して、導入の先頭に立つことです。

 

導入プロセスも重要です。

 

まず、社員全員をクレドの作成にかかわらせることが大切です。

当事者意識をもってもらい、上から押し付けられた経営理念であると思わせないことです。

なによりも大切なのは、経営者自身がそれを信じ、人事考課に用いることです。

人事評価の際に、態度評価として、クレドに基づく思考や行動ができていたかどうかということを、重要な評価基準とするのです。

経営者の本気度を従業員に見せることが大切です

そうすれば、クレドは、浸透します。

 

クレドの効果

クレドが浸透すれば、人の満足につながります。

従業員は、「自分はお金のためだけに働いているわけではない。それ以上の存在だ」と思ってくれるかもしれません。

多少、給料が安めでもがまんしてくれるかもしれません。

より高いパフォーマンスや、定着率の向上ももたらすでしょう。

人の定着率があがれば、それだけ経験値やノウハウの蓄積が進むので会社は強くなります。

 

クレドとは、きれいごとではないのです。

人は、お金以上の存在意義をもとめる強欲な存在であり、それを満たしてあげれば、より高いパフォーマンスを引き出せるという冷徹な人間観察からきた経営施策なのです。

 

同じ給料でもっと働かせるにはどうしたらよいのかという狡猾な発想が、最終的には、理念経営に行き着くという経営の皮肉なのです。

 

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