予算管理により利益を確保する

創業企業で大きく発展した会社は、予算管理をいちはやく導入しています。

松下幸之助、ユニクロの柳井正、ホンダの藤沢武夫、孫正義、稲盛和夫等々、成功した創業経営者は、例外なく、創業の早い段階から予算管理を導入しています。

 

▼予算管理の重要性

漫然と経営しているだけでは、零細・中小企業は生き残れません。

利益がでない理由を究明し、行動につなげる監視の仕組みがなければ、あっという間に会社は、つぶれてしまいます。

予算管理といわれる経営管理制度を導入して、会社の業績が少しでも想定からはずれたら、その原因と対処法がすぐにわかるようにしなければならないのです。

予算管理は大企業だけの経営テクニックではありません。経営が不安定な、零細・中小企業にこそなくてはならない経営管理テクニックです。

決して、複雑な管理テクニックではありません。毎月の試算表に目標値を加えるだけで実行できます。当事務所のお客様では、社長ひとりだけの会社さまでもたくさん導入されて実績を上げられておられます。

予算管理の考え方を身につけている社長とそうではない社長では、会社の生存確率には雲泥の差がでてきます。予算管理の仕組みを体得している社長で会社をつぶす人は、皆無といっても過言ではありません。

創業企業で会社を大きくされた方は、例額なく、予算管理を創業の早い段階で採用しています。

 

 ▼予算管理の方法

予算管理は、Plan・Do・Seeサイクルです。

計画してそれに基づき行動し、計画と行動結果との差異を分析して、行動の修正につなげる管理手法です。

計画というだけでうんざりしてしまう方がいるようですが、実行された社長さんは例外なく、「やっと数字がわかるようになった」とか、「経営に自信がもてるようになった」とかおっしゃります。根気よくチャレンジしてください。

おおまかな流れは次のようになります。

 

経営方針・予算の設定→毎月の実績測定→予算と実績の差異分析→行動修正→経営方針・予算の修正

 

予算の設定に始まり、最後はその予算の修正におわります。

予算は、事業年度の開始直前に作成します。

経営資源を有効に使い、経常利益をなるべく大きくだすように経営方針や行動計画をねります。つぎにその行動計画と整合性がとれるように、損益計画、売上予算、人員計画、経費予算、借入計画、投資予算などの数値計画を作成します。数値計画は、損益、売上、人員、経費、借入、設備投資に関する、向こう一年間の会社の目標です。

行動計画と、その結果としての数値計画との全体を予算といいます。

予算を作る際に社員の行動計画を明確にせずに、数値計画だけをつくりこむ方がいますが、これは、重大な誤りです。予算を作る際には、必ず社員ひとりひとりの行動計画と個別数値目標を明確にしましょう。社員の目標と数値計画がリンクしていなければ、後述する行動修正が行われず、予算管理が単なる数字遊びにおわってしまうからです。

事業年度がはじまったら、次に毎月、予算と実績を比較します。

差異は、かならず、発生します。計画どおりに経営が進むはずがありません。思わぬ競合他社が出てきて売上を食われたり、人員計画が狂ったり、経費や設備投資が予想以上に膨らんだり、銀行借入が思ったようにできなかったりと、必ず、当初の予算とは食い違いが生まれます。

差異の原因を把握して、行動計画を軌道修正します。競合に対して対抗策をとったり、ねらうマーケットを変えたりします。人・投資・経費の無駄が見つかれば、効率化のための選択肢やアイディアをねん出します。

行動計画の修正を紙に書き出して、目立つところに張り出しおくとよいでしょう。修正された行動を公表することによって、会社の経営が毎月みるみると変わるのが実感できるはずです。

行動がかわる以上は、予算もかわってきます。予算を修正し、そのあらたな予算に基づいて予算管理を実施します。Plan・Do・Seeが、サイクルといわれる所以はここにあります。プランに始まり、最後は、プランの修正におわるのです。

 

▼予算の設定部署

予算は、各部門長につくらせます。

売上は営業責任者が作ります。

原価は工場長が、管理コストは管理部長が、開発コストは企画部長が、作成します。

各責任者が、予算の進捗状況を管理します。

そのときに大切なのは、予算の達成に必要な権限を与えることです。

権限がなければ予算は達成できません。

営業部長は、個々の営業マンに指示する権限がないのに、営業部門の売上全体に責任を負うことはできません。

権限を与える以上は、責任も持ってもらいます。

各責任者は、予算の進捗状況に応じて評価をします。

各責任者の報酬は、予算の進捗状況を反映させ、信賞必罰を徹底させる必要があります。

予算管理を成功させるためには、権限と責任が同時に各責任者に与えられる必要があります。

 

▼当事務所の取組

当事務所は、顧客の会社さまへ、予算管理の考え方を積極的に導入し、お客様の生存能力、経営力の強化を図っております。

予算管理導入支援に関しては、顧問報酬以外に特別の料金をいただくことはありません。

当事務所の場合は、財務的な支援も顧問サービスの中に含まれております。


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【高収益企業の分析】 ピーターパン

千葉県船橋市周辺に展開するパン屋さん『ピーターパン』は、6店舗で、18億円もの売り上げを上げています。

十数年前には、決して好業績の会社ではありませんでした。

この会社は、さまざまな事業変革によって収益アップを実現してきました。

その軌跡を説明いたします。

 

当初は、ピザ屋とパン屋の両方をやっていました。

しかし、パン屋事業に集中するために、売上の3分の2を占める、ピザ事業を切り捨てました。

売上の大きい事業を切り捨てたのです。

しかも市場はピザの方が伸びています。

中小企業では、経営資源を集中させなければ勝てません。

経営資源を集中させて勝てるのは、売上の小さい方の事業だと判断したのです。

中小企業は、資金、人材が、限られているので、一方の事業に集中する選択は、間違った選択ではありません。

 

ピーターパンは、他の店と差別化をはかるために焼き立てパンを売ることにこだわりました。

パンは焼き立てがおいしいからです。

焼くロット数をすくなくして、焼き立てにこだわりました。

売れ筋になると5分おきに焼いています。

徹底したこだわりです。

ただ、職人は忙しくなりますが、効率的に作業すれば、追加的な人的投資が必要な対策ではありません。

コストを抑えながら差別化をはかるすぐれた対策です。

中小企業は、経営資源が限られているので、費用対効果を考えて戦術を立てなければなりません。

 

ピーターパンは、100種類以上のパンを提供しています。

種類が多くなれば、お客は喜びます。

ただ、ロストもおおくなります。

ただ、パン屋の原価率は、決して高くはありません。

材料費自体は、売価の11%ぐらいしかありません。

これも、投資コストの割に大きな顧客満足につながる施策です。

 

無料コーヒーも提供しています。

ただ、コーヒーは、ほとんど原価はかかりません。

一杯の原価は、30円から40円でしょう。

とても低いのです。

思い切った方策ではありますが、これで集客がはかれるのなら安いものです。

顧客へのインパクトは大きいですが、実は、コストはかからないのです。

 

家族向けのイベントを定期的に開催しています。

これも店舗の前の空きスペースを使うだけなので、少なくとも場所代はかかりません。

やりかたによっては大したコストをかけずに家族連れを集客できます。

 

新商品開発にも力をいれています。

定期的に一定数の新商品を出しています。

パンは、原価率は低いので新商品の開発コストは低く、しかも、社員のやるきを引き出せます。

さきほど申したようにパンの材料費率は、たかだか11%ぐらいです。

一方、パン屋で働く人々の夢は、自分のパンを作ることです。

安い投資で顧客に新鮮さを与えられるだけでなく、社員の動機付けもアップすることができます。

 

さらにピーターパンは、こういった施策によって得た利益を積極的に投資に回しています。

地域一番店となるために、大型店舗を作る投資をしたのです。

大型店舗を作ることにより、パン屋ならピーターパンという印象を地域の人々に与えました。

ナンバーワンという印象を与えるのはとても大切です。

ひとは、1番に惹かれるからです。

心理的なシェアを不動のものにすることができます。

この投資は、減価償却費、金利等の費用のかさむ行為です。

しかし、長期的に利益を安定的に確保するためには、避けてはとおれない施策です。

コストパフォーマンスのよい戦術により利益を積み上げ、その利益を長期的な大規模投資へ回したのです。

 

ピーターパンは、すべて投資に対して、常にその効果を考えつつ、変化し続けてきました。

それが、一般的には低収益であるパン屋という業界で、驚異的な収益性をほこる会社を生み出したのです。

 

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