銀行に営業をかけさせる秘訣

飛び込みで銀行に行ってお金を貸してくれと頼んでも断られます。

銀行は、飛び込みでくる客を白い目で見るからです。

銀行からお金を引っ張るには、銀行から営業をかけてもらうのが一番です。

銀行も営業はしています。

お金を貸さないと利息を稼ぐことができないからです。

銀行に営業をかけさせるには、銀行の営業対象リストに自社の名前を載せなければなりません。

 

銀行の営業先リストに名前を載せる方法はあるでしょうか?

あります。

 

銀行の営業リスト=帝国データバンクから高評点をもらっている会社

なのです。

帝国データバンクに調査をしてもらい、C評価(51点以上)をもらえれば、やがて銀行から営業をかけてきてくれます。

 

高評点なら、こちらから飛び込みで銀行窓口に行っても、お金を貸してくれます。

帝国データバンクの評点を見たとたんに、融資担当者の態度はころりと変わります。

銀行の90%は、帝国データバンクの評価を、融資審査の際に使っているのです。

 

帝国データバンクはいかに会社を評価しているのでしょうか?

配点は次のとおりです。

  • 業暦 5点
  • 資本構成 12点
  • 規模 19点
  • 損益 10点
  • 資金現況 20点
  • 経営者 15点
  • 企業活力 19点

 

調査スタッフは、客観的な評価を心がけていますが、定性的な要素にはどうしても主観が入ります。

ですから、説明のしかたで10点ぐらいはちがってきます。

とくに経営者、企業活力、資金現況などの信用要素は、説明のしかたで評点はかなり変わってきますので、わかりやすく積極的な説明を心がけてください。

評点の平均値が40点台後半ですので、説明のしかたひとつで、融資審査に有利なC評価(51点以上)にもっていくことは充分に可能です。

 

決算書を帝国データバンクの調査スタッフに見せてくれといわれたら、大赤字でない限りは、必ず、出して下さい。決算書を出さないと5点は減点されてしまうからです。

 

会社の説明をうまくする自信がなければ、銀行融資に強い専門家に同席してもらうのも1つの方法です。ただ、帝国データバンクは、外部の第三者の立会いを嫌がりますので、会社の名刺をもたせるようにしてください。

 

銀行の帝国データバンクへの依存度は、一般のかたが考えるよりもはるかに高いので、大きな資金調達が必要な会社は、まず、帝国データバンクに調査してもらうべきでしょう。

ただ、帝国データバンクは、こちらから頼んでも調査はしてくれません。

帝国データバンクは、第三者の調査依頼がなければ、調査は実施しないのです。

ですから、取引先や会計事務所などの第三者に、帝国データバンクへ調査依頼してもらうのが確実な方法です。

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