経営理念

事業計画書を書く際には、まず、経営理念を明らかにしなければなりません。

経営理念とは、社会にどうやって貢献するかを明らかにしたマニフェストです。その会社が社会の中で果たすべき使命を記述した宣言です。

例えば、世界で最も賞賛された会社であるアップルは、その最盛期において次の経営理念を掲げています。

『技術革新においてPC業界をリードし、デジタルメディアにおいても、革命の先頭に立ち続ける』

いかにもアップルらしい経営理念ですね。ジョブスの良心と生き様が伝わってきます。

 

▼経営理念は強さを与えてくれる

事業の目的は、利益を上げることです。

しかし、一方で、人の役にたちたいという理念が欠けていると、長く苦しい競合他社との競争には勝てません。

人は弱いものです。

良心は、強さを経営者に与えてくれます。

人の役に立っているという自負は、経営者がぎりぎりの状態に追い込まれたときにふんばりを与えてくれます。

また、社員も、お金儲けがすべてという経営者にはついてきません。

いい社員ほどやめてしまい、会社はいつまでたっても強くなりません。

商品・サービスのレベルは低下し、売上も低迷し続けることになります。

すべては因果応報なのです。

アップルの経営理念を見直してください。

一度は会社を追い出されながらも、再び返り咲いたジョブスの人生哲学を反映していますね。また、彼についていく社員の戦意を奮い立たせる内容となっています。

事業計画書に経営理念を掲げることにはとても大きな意味があります。

 

▼普遍的な記述にする

よい経営理念は、普遍的で時の磨耗に耐える表現となっています。

コツは、本音を自分の言葉で率直に述べることです。

そうすれば、10年後、20年後に読み返しても、陳腐な感じがしないでしょう。

本屋で売っている文例集から借りてきたような表現では、社員を奮い立たせることはできません。

事業計画書だからといって、着飾った表現にする必要はないのです。平易な言葉でも経営者の良心がありのままに言い表されることが大切なのです。

 

▼よい経営理念は、事業の成長を促進してくれる

事業を伸ばすためには、ひとつの事業に戦力を集中し続けることが大切です。

才能のある人ほど、ひとつの事業でちょっとうまくゆくと他のことに手を出したくなります。しかし、それでは事業は伸びませんし、利益も増えません。

創業者が一代で大企業まで成長させた会社は、みな、ひとつの事業に集中しています。

経営理念がしっかりしている会社は、事業ドメイン(領域)がしっかりしているので、安易にほかのビジネスに手を出しません。経営理念が、「これは自分たちの仕事ではないぞ」と教えてくれるからです。

アップルの経理理念を読み返してください。不動産事業に手を出す余地はまったくありません。

普遍的な経営理念は、事業の脱線を防ぎ、事業の深化発展を促進してくれるのです。

 

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