税金を払っている会社ほど金をもっている

『税金をたくさん払っている会社ほど、たくさん金をもっている』

 

これは、わたしが長く会計士をやって得た感想です。

この感想は、開業している仲間の会計士や税理士からもよく聞きます。

優良な顧客を抱えている税理士は、ほぼこの感想を持っています。

 

さらにもっと言うと、

節税をせずに、税金を無頓着に払う会社ほど、たくさんお金をもっている

ということもできます。

 

当事務所は、IPOも支援しています。

いままで10社以上、支援しました。

IPOを成功させた会社の社長は、ほぼ全員、このカテゴリーに入ります

当期利益を大きくみせないIPOできないからだろうと言われるかたがいますが、それ以前の問題です。

IPOさせるまで会社を大きくした会社の社長のほとんどは、IPOにいたるまでの過程で、節税に対する関心を失っています。

 

利益を極大化する方へ関心が集中するのです。

利益の増大に比例して、その結果として比例的に発生する税金については、どうしようもないものと諦念が生まれるのです。

 

税金を払うぐらいならと、保険にはいったり、飲食に使ってしまえというのが、普通の社長感覚ですが、その意識がなくなるのです。

『会社を大きくしたい』

『そのために、利益をとにかく増やそう』

『だったら、そのために、あらゆる手段をとる』

サービス、製品を改善して、競合に打ち勝つためにつぎからつぎへ戦略を修正していく。

利益が出てきたら、それをもとに、次の投資をしてさらに利益を大きくしていく。

その思考プロセスが純化してくると、税金対策なんてどうでもよくなってくるのです。

 

税金対策なんて、できてもだいたいは、繰り延べに過ぎない

やっても結局は効果はほとんどない。

そんなことに意識を使うなら、もっと大切なことに知恵を絞りたい。

そう感じるようになっていきます。

 

さらに、節税対策は、資金が必要です。

生命保険や税額控除等が典型です。

そんなことに資金を使うなら、ビジネスを強化するために使いたい。

資金を投下するだけ無駄だとも考えるようになります。

 

利益を拡大させ、たくさんお金を残す社長の発想からは、自然と、節税という意識がなくなってくるのです。

節税意識がなくなると、利益の極大化へさらに集中力が増します

より、利益を意識して、意思の力がそこだけに注ぎ込まれます。

結果として、利益はさらに増大します。

 

法人の税金は、実効税率は、最大でも34%ぐらいです。

無造作に税金をはらっても法定の税率以上はとられません。

稼げば残るキャッシュの方が多きいのです

余計なことを考えずに利益増大に徹する会社は、より大きな内部留保を残せるのです。

 

節税をすてて税金をどんどん払う会社ほど、お金をもっている

幾多の会社の決算書、帳簿を見てきた、多くの会計プロフェッショナルの正直な感想です。

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