粉飾決算の見抜かれ方-架空在庫

経営者は、決算書が赤字になるのを恐れています。

赤字になると銀行がお金を貸してくれなくなると思い込んでいるからです。

一時的な赤字であれば、事業計画書をつくり、赤字原因を取り除く改善策を明確に示せば、銀行から運転資金を引き揚げられることはありません。

 

しかし、正攻法でゆかずに、粉飾に頼ろうとする経営者は少なくありません。

心情は理解できます。

 

粉飾において架空売上と並んでよく使われる方法が、架空在庫です。

架空在庫を計上するとその分だけ売上原価が減り、利益が増えます。

 

銀行も最近は融資先の粉飾決算を見抜く力を向上させてきています。

分析ソフトを使って、決算書に異常点がないか、必ずチェックします。

架空在庫についても目を光らせています。

 

銀行は、まず、社長との雑談のなかから、在庫残高の妥当性を検証します。

『売上の何か月分ぐらいの在庫を抱えているのですか?』

うっかり言ってしまった返答と、決算書の在庫残高が矛盾していれば粉飾を疑われます。

 

そのほかに、銀行は、決算書をさまざまな角度から分析しています。

銀行は、在庫の回転期間を算出します。

回転期間とは、在庫残高を月次の平均売上原価で除した数値です。

仮に在庫の回転期間が2ヶ月であれば、仕入から販売に要する期間は、2ヶ月であることを意味します。

 

銀行は、回転期間を時系列に分析します。

在庫の回転期間は、製品構成が変わらない限り、変化することはありません。

回転期間が大きく増加すれば銀行は粉飾を疑ってきます。

 

かりに年商が120で在庫が10の会社があるとします。

原価率が50%であれば、1ヶ月の平均売上原価は、5です。回転期間は、2ヶ月となります。

売上が120から60に落ちれば、それに比例して在庫も、10から5へ落ちるはずです。在庫の回転期間は、2ヶ月で不変のはずだからです。

粉飾をして架空在庫を5だけ計上するとしましょう。在庫残高は、以前と同じ10のままですが、回転期間は、倍の4ヶ月となってしまいます。

製品構成が大きく変わらない限り、在庫の回転期間が大きく変化することはありません。

納得のいく説明がされないかぎり、銀行は、粉飾を疑ってきます。

 

また、銀行は、業界平均とも比べてきます。

業界平均が2ヶ月なのに、3ヶ月分の在庫があり、業界平均より1ヶ月分も大きければ、銀行は怪しいなと思います。

粉飾決算から抜け出す方法

粉飾は、会社をどんどんとむしばんでいき、いつかは、会社は、袋小路に追い詰められます。

銀行に正直に相談しても助けてはくれません。

そんなことをしても、金融支援を打ち切られてしまうだけです。

粉飾から抜け出すには、経営計画に基づく、計画的な解消策しかありません。

経営計画に基づいて解消策を実施すれば、会社を強くするだけでなく、節税も図れます。

粉飾の泥沼から抜け出したいと悩んでおられるなら、お気軽に、当事務所の無料相談をご活用ください。

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