経営計画策定、予算管理の作業ステップ
経営計画、予算管理を通じて、業績改善、資金調達力強化、節税を実現します。
【基本姿勢】
- 経営者は簡単には説得できない。『担雪埋井』の精神で臨むこと。
- 『多少、粉飾をかませて損益がとんとんならそれでOKだ』と中小企業は勘違いすることが多い。しかし、それでは会社は、数年でつぶれる。粉飾金額だけ営業キャッシュフローがマイナスとなり、借入金が増加し続けるからである。それをわからせるツールが経営計画、予算管理である。
【基本ステップ】
- 社長の夢を聞く⇒BS目標⇒利益目標を設定する。社長の夢から作らないと予算管理は実行されないし、効果もない。
- BS目標とは、借入削減目標、現預金残高、純資産残高などである。経営目標は、PLにはなく、BSにのみあることを理解すること。
- 固変分解する。現場は必ず視察して実態を把握する。でないと適切に固変分析できない。固変は、実効性を保つため、実務的にばっさりと分解する。
- 固変分解の前提:貸借対照表残高を正しく計上する。減価償却費も計上する。粉飾要素は費用化する。外部用財務会計で再計上すればよい。その際に、今期に無関係の費用は、前期損益修正として、今期の損益分析点分析に反映させない。
- 数値が正確でないなら想像して適当な数値を置く。ただ、予算管理には、正確な数値を出す経理体制の整備がかかせないことは言い続け、改善してもらうこと。
- それをもとに、目標売上、目標限界利益率、固定費予算を設定する。
- 幹部で業績検討会議を開催してもらい、月次累積で、予算との差異を分析してもらい、アクションプランを検討してもらう。
- コンサルタントは、正しいアクションプランを引き出すように努力する。とくに人の生産性の改善については重点的にアクションプランを考察してもらう。
- アクションプランを外部の会計事務所へ報告するという行為が重要である。外部へ報告するためにアクションプランを定期的に考えざるを得なくなる。
- 営業成績、人の稼働率などのKPIは、予算会議で公開してもらう。KPIの公開は、営業力強化、人の稼働率の改善にきわめて有効である。
以上のような作業をするので、当事務所も多大な工数を投入いたします。
しかし、報酬については、顧問契約を締結されている場合は、ぜひとも業績を改善していただきたいので低い報酬額でご依頼を承っております。